学生がお金を借りるには?困ったときの方法

学生生活を送る上で、学費やサークル費、交際費などお金がかかる場面が多くなります。

アルバイトでお金を稼ぐことはできますが、急にお金が必要になったり今月やりくりが厳しいという月もありますよね。

お金が必要になったときに手っ取り早く解決するならお金を借りることです。今回は学生がお金を借りるにはどんな方法があるのかまとめてみました。

学生がお金を借りる方法は3つ

学生がお金を借りる方法は大きく分けて3つあります。

  1. 奨学金制度を利用する
  2. 金融機関を利用する
  3. 身近な人に助けてもらう

今なぜお金が必要なのか、各方法の特徴を理解した上で自分に合ったお金の借り方を選択することが大切です。

それでは各方法の特徴をみていきましょう。

奨学金制度を利用してお金を借りる

奨学金は主に独立行政法人や地方公共団体、民間団体によって運営されている制度です。
18歳以上の学生であればお金を借りることができます。

奨学金の種類別に特徴とメリットデメリットをまとめました。

日本学生支援機構奨学金制度

国が運営する貸付型の奨学金でもっとも利用者が多い奨学金です。

日本学生支援機構が扱う奨学金には無利子の第一種奨学金と有利子の第二種奨学金の2つがあります。

2つの奨学金の違いをおおまかにまとめました。

第一種奨学金 第二種奨学金
  • 無利子
  • 学力基準評定平均3.5以上
  • 貸付額月2万~6万4,000円(大学進学の場合)
  • 有利子(最大利子年3.0%)
  • 学修意欲があること
  • 貸付額月2万~12万円(大学進学の場合)

貸付されるお金の金額に多少差がありますが、2つの奨学金はおもに学力の成績によって決まってきます。

メリット

  • 経済的に厳しい世帯でも利用することができる
  • 低利子で借りることができる
  • 在学中は返済期限が猶予される

奨学金は学生本人が借用者になるので親の収入が少なく進学ができない人でも利用できます。第二種奨学金では利子が付きますが、破格の低利子でお金を借りることができます。

また返済は卒業後からはじまるので在学中は学業に専念でき、返済の負担が無いのもメリットです。
在学中は利子も免除されます。

デメリット

  • 奨学金を入学金には充てれない
  • 借入額が大きいと返済期間が長引く

奨学金は大学入学後に振り込まれるので、入学金に充てることができません。

入学金や教材費は入学前に必要になる場合が多く、奨学金とは別で資金を用意しておく必要があります。

在学中は奨学金の返済が免除されますが、奨学金の借りる金額が大きくなってしまうと社会人になってから支払う期間が延びてしまうというデメリットもあります。

地方公共団体の奨学金

各都道府県の市区町村が設けている制度です。生活福祉資金支援制度の教育支援資金を利用して無利子でお金を借りることができます。金融機関などからお金を借りることのできない、主に低収入世帯が対象になります。

教育支援資金には教育支援費と就学支度費があり、使用用途が定められています。

教育支援費 授業料などの費用に充てる
就学支度費 入学の際にかかる費用に充てる

金額は市区町村によって異なりますが、目安としては大学進学で教育支援費月65,000円以内。就学支度費は50万円以内となっています。

メリット

  • 無利子で借りることができる
  • 返済期限に猶予がある

連帯保証人が原則不要なのに加え、無利子でお金を借りることができます。

また日本学生支援機構奨学金と同じく、返済は卒業後から始まります。

デメリット

  • 利用条件が厳しい
  • その他の公的資金との併用はできない

教育支援資金は低収入世帯のための制度になるので対象者が限定されます。そして国からの税金によって貸付が行われるので審査自体も厳しめと言えます。

また自身で他の公的資金の利用ができる場合は教育支援金を受ける事はできません。市区町村の自治体によっては日本学生支援機構の第一種奨学金との併用ができない場合もあります。

民間団体の奨学金

民間団体の奨学金は種類や条件が様々あります。また借りれる金額もまちまちです。
両親を病気や不慮の事故で無くしてしまい進学が難しくなった学生や、学業に意欲を見せる学生向けに各大学でも扱っているところがあります。
奨学金には返済義務のない給付型と無利子でお金を借りることができる2つがあります。

メリット

  • 利子がかからない
  • 返済期限に猶予がある
  • 他の奨学金との併用ができる場合がある

貸付奨学金でも無利子で借りることができ、返済は卒業後から始まるので在学中は学業に専念することができます。

団体によっては他の奨学金との併用を認めているところもあり、余裕をもってお金を借りることができます。

デメリット

  • 募集人数が少ない
  • 入学金には充てることができない

募集人数は多いとは言えないので自身の気になる団体の募集人数と申し込み時期などを確認して申し込む必要があります。

また奨学金は入学後に振り込まれる為、入学金など事前にかかるお金は別で用意しておく必要があります。

金融機関を利用してお金を借りる

金融機関の銀行・消費者金融・信用会社の3つからお金を借りる方法があります。
金融機関は基本的に20歳以上の方が利用することができます。

各金融機関でお金を借りる方法とメリットデメリットをまとめます。

銀行でお金を借りる

銀行でお金を借りる方法は3つあります。

  1. 教育ローン
  2. フリーローン
  3. クレジットカードのキャッシング枠

教育ローン
教育ローンは基本的には進学等で学業にかかってくる費用に充てることができます。
教育ローンで学業に関わるものにお金を使った際には使った金額が分かる領収書などの提出も必要になります。
金利は変動金利の適応が多くあります。

メリット

  • 入学金などの大きな出費にも対応ができる
  • 学力の成績に関係なく借りることができる

奨学金は入学金の支払いまでに間に合いませんが、教育ローンは入学金にも間に合うように借りることができます。

また奨学金は成績も審査の対象になりますが、教育ローンは成績に関係なく借りることができます。

デメリット

  • 基本的に学業に関係あるものにしか使えない
  • 返済期間の猶予がない

教育ローンの使い道は教育に関することになります。
交際費などプライベートに借りたお金を充てることはできません。
また返済は翌月から始まり、返済期間の猶予が無いのもデメリットになります。

フリーローン
フリーローンは個人向けの融資サービスです。
基本的にお金の使い道への決まりがなく自由に使うことができます。

メリット

  • 使用用途に決まりがない

フリーローンには教育ローンのようにお金の使い道に決まりがありません。

結婚式や医療費などまとまったお金が必要になったときにも利用することができます。

デメリット

  • そもそも学生対象にしていない銀行が多い
  • 借りれるお金が少額

各銀行フリーローンを扱っているところは多いですが、利用条件に学生不可というところも少なくありません。
また学生が利用できても、利用限度額が低く設定されている場合が多く希望額まで借りることができない可能性もあります。

クレジットカードのキャッシング枠

クレジットカードのキャッシング枠を利用してお金を借りる方法です。

コンビニのATMでもお金を借りることができます。

メリット

  • いつでもお金を借りることができる
  • 新しく審査や申し込みをする手間が省ける

24時間営業のコンビニでは365日いつでもお金を借りることができるので今すぐにお金が必要というときでも安心です。

すでにキャッシング枠のついているクレジットカードを持っている場合は申し込みや審査がないのですぐにATMでお金を借りることができます。

デメリット

  • 手数料がかかる
  • 手続きに時間がかかる

クレジットカードのキャッシング利用ごとに手数料がかかってきてしまいます。
利用回数が多いと手数料も無駄にかかってしまいます。
そもそもクレジットカードを持っていない方だったり、キャッシング枠が付いていないクレジットカードを持っている方は申し込みと審査を受けなければなりません。
新規登録後、クレジットカードが手元に届くまで通常2週間程度かかるのでお金を借りるまでに時間がかかります。

消費者金融

消費者金融のカードローンを利用してお金を借ります。基本的に担保や保証人は不要です。
契約時に決められた利用限度額の範囲内であれば好きな時にお金を借りることができます。
提携ATMが多くコンビニで借り入れや返済をすることができます。

メリット

  • 借りたお金の使い道は自由
  • 即日借り入れも可能

カードローンで借りたお金の使い道は自由で、借りたお金を何に使ったか等の報告も必要ありません。
消費者金融によっては即日でお金を借りることもできるので急ぎの場合にも対応できます。
今月お金を使いすぎて生活が苦しいというときにいつでも利用することができます。

デメリット

  • アルバイト先に電話連絡がある場合もある
  • 長期的に借りると総支払額が増える

カードローンを申し込むとアルバイト先に在籍確認の電話が入る場合があります。
お金を借りることを誰にも知られたくないという方にはデメリットになります。

またカードローンの返済はリボ払いが基本なので、返済期間が長くなるとその分利息が増えてしまいます。

信用会社

学生を対象とした信用会社の学生ローンがあります。
学生本人が成人を迎えていれば基本的に親の同意や保証人などの必要はありません。

メリット

  • 学生専用なので借り入れがしやすい
  • 必要書類が少なめ

学生の方限定のローンなので銀行や消費者金融よりも敷居が低く申し込みやすいと言えます。
また消費者金融よりも金利がやや低く設定されています。
申し込みや審査に必要な書類も学生証の他に身分証、銀行の口座情報と比較的少ない書類で申し込み審査を受けることができます。

デメリット

  • 借りれる金額が少額
  • 店舗数は多くない

学生ローンでお金を借りれる限度額は50万円のところがほとんどです。
しかし希望者全員が限度額いっぱい借りれるわけではなく多くの方が10万円~30万円の傾向があります。
また学生ローンの店舗は基本的に東京都を中心に展開されています。地方には店舗数が少ないというデメリットがあります。
近くに店舗がない場合、郵送やネット申し込みができるところもあります。
しかし、郵便物などで親にバレてしまうかもしれないリスクがあります。

身近な人に助けてもらいお金を借りる

アルバイトの給料日まであと数日乗り切りたい場合や、冠婚葬祭でどうしてもお金が足りない時など身近な人に助けてもらう手段もあります。
可能であれば、親や知人にお金を借りることができないか相談してみましょう。
基本的にお金を借りるとなると利子がかかってきますが、関係性次第では利子をかけずにお金を借りることができるかもしれません。

メリット

  • 無利子で借りることができる可能性
  • 返済期間の融通が利く

親子間や親しい友人関係であれば利子なくお金を借りることができるかもしれません。
また関係性によっては返済が厳しいという場合にも臨機応変に対応してくれるという場合もあります。

デメリット

  • 関係性が悪くなってしまうかもしれない
  • 贈与税がかかる場合もある

お金を返す期日を過ぎてしまったり、踏み倒してしまった場合は信頼関係が崩れてしまう可能性があります。
親しき中にも礼儀ありという言葉の通り、いつまでに返済をするということを約束し、誠意をもって返しましょう。

また親からお金を借りる場合、返済はいつでもいいからと年間で110万円以上借りてしまうと贈与税の対象になってしまう場合があるので気を付けましょう。
知り合いからお金を借りる際も少額が好ましいと言えます。

基本的に未成年の学生はお金を借りれない

未成年者は社会的責任を負うことができないため代理人の同意がないとお金の貸付ができないという法律があります。
銀行や消費者金融の利用も20歳以上と年齢制限が設けられています。

信用会社の学生ローンは18歳以上の学生であれば利用できるところもあります。
しかし未成年の場合は親の同意が必須になります。

一方18歳以上の学生であれば、奨学金制度を利用できるのでお金を借りることができます。

それほど高額でなければ身内にお金を借りるというのも手段の一つです。
どうしてお金が必要なのか正直に話し、借りたお金はきちんと返していきましょう。